Thought Log

航空宇宙エンジニアの卵、もうすぐ就職

6/19

1年間の渡欧の経験を残すためにブログ始めたのに、結局めんどくさがってまだ1つも書けてない…

 

ダブリンでの経験はまた今度書くとして、最近のことを書かないといけないな。

 

If I were to describe my experience in the Netherlands in one word, it would be frustration.

 

Frustration:思ったよりオランダ語の習得が難しいものだったから

Frustration:語学学校全体で7人しか生徒がいなくて、全員フラ語圏ベルギー出身17歳だから

 

まず語学そのものに関しては、もともと他のVinE生が4ヶ月なのに対してこちらは2ヶ月。その時点で焦っているのに加えてオランダ語が予想外に難しい。英語と同じゲルマン語派なのだからロマンス語スペイン語より簡単に違いないと思っていた自分はかなり大きな間違いを犯した。

 

ノルマン人の支配は英語に尋常じゃないフラ語圏の影響を与えて、おかげさまで英語の文構造はゲルマン語派のものではなくロマンス語派のものらしい。ドイツ語とオランダ語は全く違う文構造を持つ。例えばI lived in Amsterdam because I was a student. はIk heb in Amsterdam gewoond omdat ik een student was.過去形にする時に動詞が2文字になってメインのやつが最後に移動するみたいなパズルのせいで頭フル回転させないと喋れない。

 

正直今の自分の英語力を100とするとスペイン語が65くらいでオランダ語が15くらいかな。

 

語学学校といえば自分は2年前にグアダラハラで30日間スペ語の授業を受けた訳やけど、正直その時の経験よりも10年前にアメリカの現地校に放り込まれた経験の方が共通点が多い気がする。それくらいゼロからのオランダ語はキツかった。

 

といっても、なんだかんだオランダ語上達しているなとは思う。めちゃめちゃしどろもどろに文をつなぎ合わせることができてきたし。

 

二点目のフラストレーションにはソーシャルライフに関して。授業中の言語がオランダ語で休憩中の言語がフランス語ってのはなかなかくるものがあるw  

それに自分以外の生徒が高校上がりっていうのも辛い。ダブリンでは年上の人たちと積極的に絡んでたから特に。学問の話なら誰とでも盛り上がる自信あるけど(特に言語がそこまでバリアになりにくいし)そもそも子供相手なら仕方がない。

あまりにも孤独すぎて、オランダ2回目の週末はベルリンに逃げてVinE生と飲んだ。

1週目と3週目はそれぞれEindhovenとUtrechtにボッチ日帰り旅行した訳やけど特にUtrechtで孤独に耐えられなくなってこれ以上のボッチ旅行は控えようと決心。かといって友達いないから週末やることないと困る。

 

ここでベルリン行った時にmy fellow VinE生タクマに教えてもらったアプリMeetupで英語圏expat向けのグループを発見。4回目の週末では一緒に飲んだりボードゲームで遊んだりと何かしらする相手ができてひとまず一件落着。

 

まぁとりあえずそんな感じで愚痴しか書いてないけど、これがオランダでの生活です。ダブリンで遊びすぎたから反動なのかな。

準備

卒論がやっとひと段落。微修正をしつつも95%くらい完成ってとこか。

この数週間は色々大変だった。卒論、渡欧のビザ申請関連、卒業旅行をなんとか全て詰め込むためにアクロバティックに動いたので。

 

例えばこの前のバリ旅行は、前日の零時に卒論の第一稿を書き上げて、当日の早朝から京都第一赤十字病院でビザ用の健康診断を受け、午後には桂キャンパスで卒論を提出し、その日の夜に新幹線で東京へ。羽田空港で徹夜した後に早朝のフライトでバリへ。3日間遊び尽くした後に早朝のフライトで成田着。そのまま新幹線で京都まで行って病院で健康診断の結果を受け取り、そのまま大阪の谷町四丁目まで健康診断書(+無犯罪証明書)のアポスティーユ(という証明書類の一種)取得の申請をしてからやっと帰宅。

 

こんな感じに動かざるを得ない毎日。2月中旬までは研究室にこもって研究しかしていなかったから、新鮮ではあるけど、純粋に疲れる。

 

今はビザ申請関連も卒論もひと段落して、やっと少し今までについてと今後についてゆっくり考えれる環境になった。といいつつも次のインド旅行に備えて着々と準備しているんやけど…w

自己紹介

 Nullius in verba はイギリスの王立協会ーのモットーで、権威に頼らず証拠をもって事実を確定する、との意味だそう。物理工学の学生としてこの分野を面白く思う特徴の一つ(先生の言葉をはいはいと覚えるのではなく、実際に原理原則から丁寧に導き出すことができる)だと思って採用。

 

 このブログの開設は、せっかく一年間も欧州に住むっていう体験をできるんやから、なんか残しときたいなーっていうどっちかというと内向きな理由なので、関西弁混じりの口語っぽいスタイルで誰に向けるでもない考え言葉を発信します。

 

 えー自己紹介。京都大学工学部4回生。専門は航空宇宙工学、より詳しくは圧縮性の数値流体力学。過去に6年ほど米国に住んでいた帰国子女。思想は85%くらいアメリカ人のバイリンガル

 

 無事院試合格したので次の4月から東大の航空宇宙に進学…と思ってたがおもしろいプログラムに出会ったので、東大は一年休学して、その間ベルギーでインターンすることに。

 

 好きなことは洋画、海外旅行、学術っぽい本を読み漁ること。一番好きな映画はThe Dark Knight。苦手(興味がない)なものはスポーツ、ファッション、芸能。

 

 海外インターンの様子を記録するために開設したので、次回の投稿は3か月以上後かな…w